【宿泊・観光施設の人手不足対策】採用方法5選を徹底比較|派遣・紹介・求人広告・外国人採用・スポットワーク
宿泊・観光業界では、近年「人手不足」が大きな経営課題となっています。
特にリゾート地(地方の観光地)では、労働人口の減少・都市部への人材流出・社員の定着率の低下などの影響により、 安定した人材確保が難しい状態が続いています。
さらに近年は、もう一つの大きな課題として「人材派遣料金の高騰」も挙げられます。 最低賃金の上昇、同一労働同一賃金などの法改正、採用・運営コストの増加により、 派遣料金は年々上昇しています。
その結果、「人手が足りないため派遣を使いたいが、料金が高く継続利用が難しい」 という声も多く聞かれるようになっています。
本記事では、リゾート地のホテル・旅館・テーマパーク・スキー場・ゴルフ場・アウトドア施設・マリン施設などの 宿泊・観光施設向けに、主な採用方法5種類の特徴や違いを比較しながら、施設に合った選び方をご紹介します。
宿泊・観光施設の主な採用方法5種類
宿泊・観光施設の採用方法は、大きく分けて以下の5種類があります。
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、 「何を優先したいか」 によって最適な方法は変わります。
※1 外国人採用(特定1号)は登録支援期間を利用する一般的なケースを前提としています。技能実習、育成就労制度を利用した外国人採用については外国人採用の章で解説します。
※本記事では、リゾートバイトなどの期間雇用を前提とした採用手法を比較しており、正社員採用は対象外としています。
採用方法に迷ったら、お気軽にご相談ください
宿泊・観光施設の採用支援に長年携わってきた経験をもとに、
ご状況に合った方法をご案内します。
情報収集や費用感の確認だけでも問題ありません。
人材派遣
メリット
- 必要な時に、必要な人材を確保できる
- 求人募集や採用に関わる手間が不要
- 派遣会社での雇用となるため、労務管理の手間を軽減できる
デメリット
- 料金が高額になりやすい
- 事前面接ができない
- スタッフ在籍中は継続して派遣料金が発生する
料金形態
時間あたり単価(スタッフ時給+法定福利費+派遣会社マージン)
こんな施設様におすすめ
採用コストよりも、手間の削減を優先したい施設様
解説
宿泊・観光業において、人材派遣は一般的な人手不足の解決手段のひとつです。 労務管理の負担が少なく、スピーディーに人材を確保できる点が大きなメリットです。
一方で、近年は派遣単価の上昇が大きな課題となっています。 法改正や採用・運営コストの増加などを背景に、継続利用の負担が大きくなっているケースも少なくありません。
人材派遣サービスの詳細はこちら
サービス内容や仕組みについて、詳しくご紹介しています。
人材紹介(リゾマッチ)
メリット
- 派遣と比べて、コストを大幅に抑えやすい
- 採用の手間が少なく、面接も可能
- スタッフの課金期間は最長1年間
デメリット
- 雇用は施設側のため、労務管理の対応が必要
- 社会保険料の負担が発生する場合がある
料金形態
スタッフ給与 + 法定福利費(対象者) + 紹介会社マージン
※人材紹介にはさまざまな料金形態がありますが、ここでは「リゾマッチ」のモデルを前提としています。
こんな施設様におすすめ
派遣よりコストを抑えたいが、人材の質は妥協したくない。 さらに、採用の手間も軽減したい施設様
解説
リゾマッチは、派遣よりもコストを抑えつつ、人材の質と採用効率のバランスが取りやすいサービスです。
社会保険料なども含めても、派遣より大幅なコストダウンにつながるケースがあります。
「派遣は高いが、求人広告は手間がかかるし集まらない」 という課題に対する、中間的な選択肢として有効です。
リゾマッチの詳細はこちら
サービス内容や仕組みについて、詳しくご紹介しています。
求人広告
メリット
- 比較的低コストで募集ができる
- 派遣会社・紹介会社へのマージンが発生しない
- 募集条件を自由に設定しやすい
デメリット
- 応募が集まらない場合がある
- 応募の有無にかかわらず掲載料が発生する
- 応募対応や選考に手間と時間がかかる
料金形態
掲載課金
※ここでは「掲載時に費用が発生する掲載課金型」を前提としています。
こんな施設様におすすめ
自社で応募を集められる見込みがあり、コストを最小限に抑えたい施設様
解説
求人広告は、最もオーソドックスな採用手法のひとつです。 必要な人数を採用できれば、コストを最も抑えられる可能性があります。
ただし、エリアや職種、求人内容によっては応募が集まりにくく、 採用難易度が高くなるケースもあります。
また、応募対応や選考など、施設側の運用負担も発生します。
外国人採用
特定技能1号(登録支援機関を利用する一般的なケース)について解説します。
メリット
- 長期的に人材確保が可能(特定技能1号は通算最長5年)
- 人手不足が深刻なエリアでも採用しやすい
- 組織の活性化につながる場合もある
デメリット
- 初期手続きや在籍中の管理が複雑で、受け入れ体制の整備が必要
- 日本語能力に個人差がある
- 従事可能な業務に制限がある場合がある
- 同一分野内で転職される可能性がある
- 登録支援機関への委託費用が継続的に発生することがある※
※ 登録支援機関の利用は必須ではありませんが、自社で支援業務を行うには相応の体制整備が必要となります。
料金形態
スタッフ給与 + 法定福利費 + 人材紹介料(採用時) + 登録支援機関への支援委託費(在籍中・月額)
※同等の業務に従事する日本人と同等以上の給与が必要です。安価な労働力の確保を目的とする制度ではありません。
こんな施設様におすすめ
長期的に安定した人材を確保したい施設様、社内で受け入れ体制を整備できる施設様
解説
外国人採用(特定技能1号)は、宿泊業や外食業などでも活用が進んでおり、 日本人採用が難しい状況の中で長期的な人材確保の手段として注目されています。
一方で、制度理解・受け入れ体制・継続的なフォローが必要となるため、 「今すぐ人材を確保したい」というケースには向きにくい側面もあります。
特定技能制度は、法改正や制度変更が行われる可能性があります。 最新の制度内容については、各官庁の公式ホームページ等をご確認ください。
参考ページ:特定技能制度 | 出入国在留管理庁
技能実習制度/育成就労制度について
技能実習制度は本来「技能移転(国際貢献)」を目的とした制度ですが、実態としては人手不足を補う手段として利用されるケースも多く、制度の趣旨とのズレや人権問題など運用上の問題が多く指摘されてきました。
こうした背景から、制度の見直しが進められ、より実態に即した形として、2027年より「育成就労制度」へ移行する方向となっています。
メリット
- 人材確保と人材育成を両立できる制度
- 特定技能への移行を前提としており、長期雇用につなげやすい
デメリット
- 育成(教育)が前提のため、即戦力ではない
- 初期手続きや在籍中の管理が複雑で、フォロー体制の整備が必要
- 一定条件で転職が可能
- 日本語能力が低い場合もある
- 登録支援機関への委託費用が継続的に発生する
※育成就労も同等の業務に従事する日本人と同等以上の給与が必要です。安価な労働力の確保のための制度ではありません。
2027年4月1日に技能実習に替わり、育成就労が始まります。
今後も法改正や制度変更が行われる可能性があります。また、複雑な制度となっていますので、最新の制度内容については、各官庁の公式ホームページ等をご確認ください。
参考ページ:育成就労制度 | 出入国在留管理庁
スポットワーク(スキマバイト)
メリット
- 急な欠員や増員対応が可能
- 数時間、数日から利用可能
- 採用の手間が少ない
デメリット
- 人選が原則できず、スキルや責任感にばらつきがある
- 継続的な人材確保には不向き
- 指導・教育を頻繁に繰り返す必要がある
料金形態
スタッフ給与 + 法定福利費(対象者) + サービス利用料(交通費を含んだ30%が目安)
こんな施設様におすすめ
繁忙日・短時間など、とりあえず人員を補充したい施設様
解説
スポットワークは、単発・短時間で人材を確保できるため、 急な人手不足への対応に適しています。
一方で、継続的な戦力化や教育・定着を前提とした採用には向いていません。 繁忙期の補助的な活用として取り入れるのが効果的です。
どの採用方法を選ぶべきか
宿泊・観光施設の採用では、単に手法を選ぶのではなく、 「何を優先するか」 によって最適な方法が変わります。
- 人材派遣:採用コストよりも、手間の削減を優先したい施設様
- 人材紹介(リゾマッチ):コストを抑えつつ、質も妥協したくない。採用の手間も軽減したい施設様
- 求人広告:コストを最小限に抑えたい施設様(自社で応募を集められることが前提)
- 外国人採用:長期的に安定した人材を確保したい施設様(受け入れ体制の整備が前提)
- スポットワーク:繁忙日や短時間など、スポット的に人員を補充したい施設様
最後に
宿泊・観光施設の人材確保では、採用手法の選択がとても重要です。 ただし実際には、「どの方法を選ぶか」だけでなく、 どの会社・サービスを利用するか によって採用成果が大きく変わります。
「現在利用している派遣会社に不満がある」 「採用の手間を減らしつつ、コストも抑えたい」 そのような課題をお持ちの施設様は、ぜひ一度ご相談ください。
ビーグッドでは、宿泊・観光施設専門の人材サービスとして、 人材派遣および人材紹介(リゾマッチ)を展開しています。 ご状況に応じて、最適な方法をご案内いたします。
「どの採用方法が自社に合うかわからない」 「まずは費用感だけ知りたい」 といった段階でも問題ありません。 現在の採用状況やご希望をお伺いしたうえで、無理のない方法をご提案いたします。
採用方法に迷ったら、まずは無料でご相談ください
施設様のご状況に合わせて、 無理のない採用方法をご案内します。